Google Cloud SDK のデフォルトでインストールするコンポーネントを設定する
Google Cloud SDK を asdf や mise で管理している場合、SDK をアップデートするたびにインストール済みのコンポーネントがリセットされてしまう問題があります。
これにより、手動で必要なコンポーネントを再インストールする手間が発生し、作業効率が低下することがあります。
そこで、その手間をなくすために「デフォルトでインストールするコンポーネント」を指定できる方法を解説します。
デフォルトコンポーネント設定ファイルの作成
デフォルトのインストールコンポーネントを設定するには、以下の手順を実行します。
1. コンポーネント ID の確認
まず、ターミナルで次のコマンドを利用して、インストールしたいコンポーネントの ID を確認します。
gcloud components listこのコマンドにより、利用可能なコンポーネントの一覧が表示されます。各コンポーネントの ID を控えておきます。
2. コンポーネント設定ファイルの作成
以下のパスに設定ファイルを作成します。
- 設定ファイルの場所:
~/.config/gcloud/.default-cloud-sdk-components
このファイル内にデフォルトでインストールしたいコンポーネント ID を記載します。
設定ファイルの記述例
以下は、代表的なコンポーネントを設定した例です:
corealphabetabqgcloud-crc32cgke-gcloud-auth-pluginこの記述により、gcloud のバージョンアップ時に上記のコンポーネントが自動的にインストールされるようになります。